第三章

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目が覚めると白い天井が目に付いた。 シミひとつなくて、雪のようで‥‥‥ 「う‥‥体中いてぇ‥」 関節が痛い。 ズキズキする。 起き上がると腕には点滴があった。 「‥‥‥‥‥‥ここは病院か」 呟き、横になった。 何してんだろ? カッコ悪ぃ‥‥‥ コリラックマの着ぐるみが壁に掛けてある。 鯵の開きみたいでなんだか情けなかった。 小さい頃の夢になぜか父親だけは出てこない。 親父だけ‥‥
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