23人が本棚に入れています
本棚に追加
初めて我が子を失った西王母。
それも、自分の行動がもとで織姫を追いやってしまいました。
来る日も 来る日も 泣き続けました。
それは誰も予測しなかった西王母の姿です。
それから西王母は、獣のような姿から美しい女神へと変わり、不老不死の力をさずかりました。
手遅れではあれど、夏撫を愛し守る心とともに死に神から女神となったのです。
そして今日も、天の川のほとりで彦星と織女星は寄り添って皆を照らしています。
‐END‐
最初のコメントを投稿しよう!