~第一章~

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家に帰った私は、 迷わず店長の目の前に座り込み、 『生むから…。』 そう言った。 店長は少し沈黙を通し、 『なんで,こんな大切な話を電話でする、生めばいいよ。生んでくれよ。』 そう涙ながらに答えた。 私はその時に涙が溢れた。 生むと心で強く決めていた私だけれど、不安でいっぱいだった私には本当に嬉しくて、本当に彼には感謝した。
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