十代の鬼嫁

～第二章～

旦那の給料は、全て生活費に回した。
だから無駄ずかいなんてさせなかった。
旦那がどこかに飲みにいこうものならば、
飲みに行くぐらいの余裕があるなら子供に洋服でも買ってこい。
そう言っていた。

まぁ,男の人には付き合いってのがある…。そんなこと私には通用しなかった。

生まれる前までは、
旦那のやりたいようにやらせ、好きなモノを買おうが怒らなかった私だったが、
長女が生まれ、台所に立ち、家計全ての財布を握るようになり、無駄使いをすればガミガミ、夜遊びをすれば鍵をかける…そんな私の変貌振りに旦那はいつもたじたじだった。