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硝子の月が浮かぶ夜
螺旋の光を雲に映して
割れる心のかけら
世界にあたしは必要ですか？
あたしは世界に必要ですか？
答えは求めてなどおりません
自問自答に明け暮れて灰色霞
光を受けて輝く硝子月
太陽の光と熱に晒されて
朽ち果てながらも輝く
溶け逝く硝子の月の夜
紅い水溜まりに浮かぶ月
伝うは真紅に近い涙
望まなければ
生きていてくれますか？
あたしを棄てて
生きていてくれますか？
ハッピーエンドなんて
そんな優しさは要らない
絶望に沈んで後悔して
希望のない明日を生きて
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