壱幕…眠

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人を憎み、家族を憎み、自分を憎み居場所を無くした人間を見た。 俺も…狂気に取り付かれそうだった。 寂しくて、理解されなくて、寒くて。 …餓鬼のままだったからな。 人と練れてなくて 独りぼっちで。 …それ自体は気付いていたんだよ オーストラリアから帰った時点で。 でも、見付けるのに時間が掛かったんだろうな。
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