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ある時
ヤクザ同士の'戦争'
のさなかに
彼が家を飛び出したよ
私は心配で心配で
水晶だらけの部屋から
一歩も出ずに
彼や彼の奥さん
全員を見守っていた
本妻さんが
違う土地に引越していく
何をしているのか
わからなくなってしまった
私の奥さんが言うには
私の存在に気付いている
らしい
さすがは彼だ
霊感まで冴えている
戦争ﾞの最中に
恐怖心を与えているのではないかと
気が気ではなかったが…
本妻さんが住み着いた場所に、多くの人間が集まった
皇族の関係者だ
本妻さんは
由緒正しい家柄の出身だから不思議はないが
私は
何をするのか
ただ黙って見ていた
彼は
岡山県は倉敷市に住んでいた
それは
ワンマンな手腕を
御披露して、土地のヤクザ者の肝っ玉を冷やしていた
13年も月日が過ぎ
誰もがこの夫婦は離婚したものと思った頃だ
(身内ヤクザから戦争が
起こると、こうして家族を守る方法があるらしいが)
なんと
神戸の港で大爆発がおきた
外国マフィアが
過激派と対立して
ヤクザの戦争に火をつけようとしたのだ
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