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―刑務所内―
あれからどれくらい月日が流れただろう。
私はこの檻の中で過ごしている。
でもならべく他の囚人達とは離れた場所だ。
何故かって―…?
だってね、まだ恵美は私の側に居るのよ。
赤い血で、グチャグチャのまま。
そして私に仕切りに言うの。
【浅田君は私の物よ…】ってね…
それを見る度私は絶叫する。
そしてパニックを起こすの。
皆には理由が分からないわ。
恵美が見えないんだもの。
―だから私は皆とは離れた場所。
今は恵美は居ない。
浅田君…どうしてるかな…
千里『会いたいなぁ…私達、恋人だもんね…』
私はそう言うとニッコリ笑った。
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