イカレた決断

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瑠璃『お気をつけて。』 私はボーッと立ちすくんでいた。 千里『あなたは…?』 また、口元だけを笑わせて答えた。 瑠璃『"瑠璃"と…申します。』 そしてその人は深くお辞儀をすると背を向けて、暗い階段の方へ向かい、闇に消えた。 私はハッとして会計場へと歩き出した。 何だか夢でも見ていたみたいだ… 不思議だな… 私は会計を済ますとゆったりとした気分で、歩いた。 もうすぐ夜…
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