プロローグ

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気づいた時には遅かった…… 年を重ねるごとに私の命を蝕んでいく謎の病気。 病院のお医者さんはお手上げ状態で、この調子だと余命はあと一年らしい。 あと一年は生きられるんだからと前向きに考えたりもした。 けど毎日朝を迎え、目を覚ますことが本当に怖かった。 いついなくなるか分からないから…… でも私は生きることを諦めようとはしない。 生きていれば何か楽しいことが見つかるはずだと信じたいから。 生きていれば何かかけがえのないモノを手に入れられるから。 生きていればこの病気を治してくれる人に出会えるはずだから―――
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