TЯAP 6

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ドォオオオオオンッ!!! 「!!?」 突如また体育館の爆弾が爆発した。 「なんで!?確か起爆スイッチはもう…………」 確かに起爆スイッチはここにある。 なのに何故爆発が……!? 「…………クソッ!ゲームが終わったらさっさと出て行けってことかッ!?」 萩野は歯を噛み締め舌打ちをする。 爆弾が同時に爆破したのか、体育館の巨大な天井がうねりを上げて私たちに襲いかかってくる。 「天井が落ちてくるよぉー!!」 「小野寺!!沢咲!!扉まで走れ!!」 マヤは「うん!!」と、言う言葉とともに走って行った。 だが…………  「八千草はオレが運ぶ!!沢咲も早ッ…………!!?」 萩野も気が動転していたのか、私を見てハッと、そのことに気づく。 私が、怪我をして。立ち上がれないことに。
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