TЯAP 6

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「何か……何か理由があったんだ…きっと。じゃないとアメがあんなことするわけがない……」 「いい加減にしろ!!そんなこと言っても、もう確かめようがないだろう!!」 萩野は私に怒鳴りつけた。 そんなのわかってるけど…… 絶対自欲の為なんかじゃない。 「もし……もしアメが自欲の為に人を犠牲にする人間だったなら………私なんかを助けたいなんて言わないよ………」 「まだ言うのか!!お前は!!?」 恐ろしい剣幕で、私の肩を掴んで、私は萩野の強い力に引っ張られた。 その時……… カタンッ………… 「…………?」 何かが私のポケットから落ちる音がした。 「アメの………携帯……」 ……そうだ。起爆スイッチを確かめる為に私が預かったんだった。 私はそれを拾いあげ、携帯の中を確かめた。 「もしかして、この中に何か手掛かりが………」 私は一心不乱に探した。 通話は、全て非通知。 メールの受信フォルダを以前にさかのぼる。 すると…… 「これって…………」 私は妙なメールを見つけた。
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