TЯAP 6

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もう時間がない………… アメは自分の弟の為、人を騙してまでも一人で戦ってきた。 今度は私達がアメや、脱落していった皆の為に戦うんだ。 全てはこのふざけたゲームのせいだ。 こんなゲームさえなければ……… 横山も、永見君も 飯塚も、サキエも アメも……… こんな事にはならなかった。 絶対に許さない…… TЯAP HiGH SCHOOLッ!!! 「…………ん?沢咲それ見てみろ」 萩野が指を指した先は、アメの携帯の……… 「送信フォルダ………?」 携帯の液晶をよく見ると未送信のメールが一件……… 何気なく、送信フォルダを開いてみる。 確かにフォルダの1番上に未送信のメールが一件あった。 でもそのメールにも一つの疑問があった。 何しろ、それは私に宛てられたメールだったから。 メール時間表示を見る限り、どうやらこのゲーム中に書かれた物だった。 少し妙だと思い、私はそのメールを開いた。
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