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そこにはアメからの本当の最後の言葉が綴られていた。
『放送室に行って。そこに黒幕の秘密があるかもしれない。
以前の電話で1階放送室だけは近づかせるなって言われてたから、そこに何かあるかもしれない』
「これって………」
「あぁ、確かにお前宛ての、八千草が残したメッセージだ。アイツ……これを渡す事も初めからわかっていたのか………」
私は改めてアメの最後のメッセージに涙した。
きっと黒幕に勘ずかれまいと、このメッセージを残したんだ。
私達に命掛けで託された言葉に応えなくちゃいけない。
絶対こんな事を企んだ黒幕を突き止めてやる!!
そうアメの言葉に誓って、私は涙を拭った。
ピリリリリ…………
私達の携帯が一斉に鳴り響く。
もうそれは見る必要なく、むしろ怒りで見る気すらなかった。
負けてはいられない…………
だって私達の仲間が残してくれたはメールの最後には
私が知っている本当のアメの願いがあったから。
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