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「まぁ、こんなもんかなぁ?」
「ありがとう。マヤ」
体育館を後にした私達は、とりあえず私の足の手当てをするため、1階保健室にいた。
鍵が掛かっている可能性もあったが、意外にもすんなり開いた為、私を背負った萩野も少し拍子抜けな顔をしていた。
保健室には絆創膏から輸血用の血液まで、医療用品が必要以上に揃っていた。
それは黒幕側の配慮なのかは謎だが、私はそこで、マヤに止血、消毒などをしてもらっていた。
「どう沢咲?歩けそう?」
「うん、なんとか……。包帯も取り替えたし………」
「あ………それって……」
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