TЯAP 7

10/68
前へ
/406ページ
次へ
「そんじゃ………外が騒ぎ起てないのも黒幕のせいってことなん……?」 「そーゆーことなのかもな…………」 さすがの萩野にもそれは解らなかったから、そう濁した言い方をした。 この学校の外で何が起こってるなど、私達は誰も解らなかった。 「確かに外も気になるが、今はそれ所じゃない………いち早く黒幕の正体を暴いてこんなゲームを終わらせる」 今まで脱出しか目になかった、まるで機械の様な萩野からは考えられない言葉だった。 そして、私達は萩野の言葉にひとつ頷き、保健室を後にした。
/406ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5367人が本棚に入れています
本棚に追加