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「ねぇ………萩野」
歩きながらマヤがふいに口を開く。
その顔は何故か怪訝そうな顔をしていた。
「………なんだ?」
「あのさぁ………今更言うのもなんだけど………これって、コースアウトになんないのかな………?」
「放送室に行くことがか………?」
マヤの言いたい事も何となくわかった。
指定されたはずの職員室へ向かわずに、放送室へ行く事がルール違反ではないかと不安を感じているのだ。
横山と永見君の様に………。
「それは問題ないだろう。これはルールを犯して脱出しようとしてる訳じゃない。悪魔で探索だ。むしろオレらには不利なはずだが」
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