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部屋の前に着くと、なぜだか緊張してしまった。
「………いいね細川さん……開けるよ?」
「らじゃー!!隊長頑張って!!」
「……何を頑張れと?」
「え?それはこうやって開けるのだよ!!」
───ガチャリ。
「よし!!和樹隊員、突撃ぃ!!」
彩はそう言い残し、部屋の中に入っていってしまった。
(……結局自分で開けちゃったよオイ。つか立場逆転したぞ…)
和樹はしっかりとツッコミを入れてから部屋の中に入った。
部屋に入ると、正面に廊下のびていた。
その両脇に1部屋ずつあり、廊下の先にはキッチン付きのリビングがあった。
リビングにはテレビやテーブル、キッチンには冷蔵庫も完備されていた。
「うわぁ~……スゴいね和樹くん!!」
彩は目を輝かせていた。
「オイオイ……いくら何でもスゴすぎだろ…」
和樹もさすがに圧倒されていた。
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