第3章【部屋割り】

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「よし、んじゃ荷物も片さなきゃいけないし。部屋決めをしよう!!」 しばらく見てまわった後、和樹は提案した。 「じゃあ、じゃんけんで勝った方が好きな方選ぼうね!!」 彩は右手をグルングルン回しながら言った。 「ふ……上等だぜ…。後で泣いても知らないからな!?」 和樹はブラックな笑みを浮かべている。 「「さーいしょーはぐー!!じゃーんけーん……」」 「はぁ……太陽って偉大だね…。」 和樹は悲しく呟きながら、ダンボールから物を取り出し、部屋に置く。 ちなみに彩の部屋は── 「ん~!!陽の光は気持ちいいね。ぽかぽかするよぅ。」 こんな感じである。 ゆえにさっきの勝負の勝敗は一目瞭然である。 「ヘックシ!!…グス……オレ噂されてんのかな?(←負け)」
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