第4章【彼の闇と彼女の光】

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先に片付けを終えた和樹は、ソファ(これも備え付けである)でくつろいでいた。 そして遅れること15分、彩も片付けを終え、リビングに入ってきた。 2人の片付けは、昼の1時をまわった頃に、ようやく終わったのであった。 「遅くなっちゃってゴメンね?」 「ん~ん。言うほど待ってないし、大丈夫!!」 和樹は彩が座ったのを確認すると、ソファにしっかりと座り直した。 「それじゃあ改めまして。細川さん!!今年一年間、よろしくお願いします!!」 そして改めて挨拶をした。するとなぜか彩は頬をぷくっと膨らませた。 「え?なんで頬を膨らませてんの?オレ挨拶しただけじゃん!?細川さん、ど、どうしたの?」 「やっぱり、それやめないんだね。」 彩は不機嫌に言った。 「え??そっ、それって……どれ?」 和樹は訳が分からないが、彩が怒っているので焦っていた。
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