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それを聞いた彩の表情は、眩しい程に輝いた。
「ヨロシクね、和樹!!」
そしてそう返事をした。
(また少し仲良くなれた気がするな……なんだか空気が前より砕けた感じになったよ。)
和樹は笑顔でハシャぐ彩を見て、そう思った。
和樹はしばらくしてから昼をまだ食べていない事に気づいた。
「よし、んじゃ腹も減ったし、食堂行こうか?」
和樹が彩にそう振ると、
「これからいっぱいお世話になるし、先に恩返しって事で、手料理ご馳走しちゃうよ!!」
と軽く予想外な答えが返ってきた。
「えぇっ!?料理できるの!?まさか愛のエプ〇ンみたいな事にはならないよね!?」
「失礼ね!!美味しすぎて吹っ飛んでも知らないよ!?」
彩はエプロンをつけながら唇を尖らせ、キッチンに入っていった。
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