転職と綱渡り

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就職の為の面接が決まった。 妻からメールがきた。 私なりの解釈になるが、 心配はしてくれている気がした。 先々を考えてくれてる気がした。 背負わせている妻に感謝した。 そんな自分に不甲斐なさと自分への不信感は重なった。 でも、何故だろう。 目の前が、ぼやけた 何故だろう うれしかった。 何故だろう さみしかった。 何故だろう 涙がとまらなかった   答は簡単 人という存在は私が思うイメージより悪くない気がした。 周りが暗いから星は輝く。    その通り 星があるから月の存在感が際立つ。 暗闇も黒い色も、あっていいと思わない? ないと成り立たない事もある。 私が家族の黒でいいんじゃないか。 私自身が暗闇でもいいじゃないか。 そこに光り輝ける星達がいるから。 考えかた次第なんだ。 いつか家族の誰かが暗闇にのまれたなら私が道しるべになる星になる もしも家族が黒い色に包まれ、歩けなくなるならば足元さえ照らす月になる 希望かもしれない 願望かもしれない でも希望を持っているから人は動く 願望を叶えたいから考え、悩む。 私は仕事と家族で悩んでいた 逆に言えるが仕事と家族に希望と願望を持っている きっと、それも一つの手段。 それも一つの答え。 沢山沢山、考えた。 結果が先に見えていないから考える 後悔したくないから 成功させたいから 確かに結果も大切だけど、これだけ考えた事を活かせるようにするプロセス、経過も同じくらい大切で、同じくらい貴重な経験だと思う。 これだけ家族という事を考えれたのは本当に貴重だと思えるから。 まだまだ考えは続いていく、けれど一つだけスッキリした気がした。 次は住む所をどうするかだ。 今、現在の所に住み続けていけるかどうか… 極端に高い家に住んでいる訳ではないけれど… まあ、それより何より感じた事がある。
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