第二章 「旅立ち」

4/11
前へ
/36ページ
次へ
「そうか…それは良かった」 医者は左目だけを見つめていた 何も見ずただ僕の左目をジッと見つめて 「それじゃあ今までありがとうございました」 直ぐに着替え退院の準備をした 「そう言えばお金は…」 「タダでいいよ」 「え?…はい」 タダ?こんなデカい病院でタダ?… 何でだろう… 「それじゃあ…」 病室を出て自分の家に帰るように歩き出す 病室に医者を残して 「行ったか…」 出て行った姿を見続けその後に誰かに話しているような事を言った 「また1人…これでいいんだな?」 「はい…おつとめありがとうございます これが報酬の500万です」 医者は500万を受け取り病室を後にした 「カーネストリア…契約者はメルヒィス…面白くなりそうですね」 そう言うと声の主が消える
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加