クーフェンの仕組み

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「うぃ、今回空飛ぶ便利乗り物、クーフェンっちゅうものについて語らせてもらお思とるツヴァイっちゅーもんや。よろしゅう。まぁ簡単に言えばや。こいつは女の子デートに誘うときにかなり重宝する……、え? 自分のクーフェンは一人乗りやないかって? ……まぁんなことは置いといてや。 取り敢えずクーフェンってのはや形はなんやステルス戦闘機ってわかるかいな。せや、あのけったいにまとまった三角形に似とる戦闘機や。 あれに似とるんやな。え?分かりづらい? せやなー。ファンタジックな形を思い浮かべぇや 最近では複葉機型なんちゅうマニアックなもんも出とるで。 大きさはそれぞれやけど、小型、中型、大型、貨物式、軍事採用型がおる。 原動力は共通して液体燃料、リキッドレバノンや。 最近はリキッドレバノンを買い占めて大もうけしとる奴もおるってんでな。 垂直離陸ってのも共通や。 コクピットからの信号でタービンを回してものごっつい風をおこすやろ? それを制御部で風を束ねて地面に当てるんや。 それで垂直浮遊するってわけやな。 え?なんか無理あるって? そんなこと言わんたってぇー、がんばっとるんやって~。ゲホッゴホッ 目的の高度まで達したら後部についとるブースターでクーフェンを前に押し出すんや。 クーフェンの通常速度は80から100ってとこやな。 一般人が手に入れられるもんはそこまで早い乗り物でもないんやけど、軍事採用型はマッハいきよるらしいわ。 ん~、こんなもんでええか? 自分ティアちゃんに会いにいかなあかんねやっ、ほな!」
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