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ふと目が覚めた。
そこには見覚えのない壁が見える。
何故か思うように身体が動かない、横で話し声が聞こえる。
「日本が100$、人身売買かつ適応力が新聞社」
意味が分からない。
視線を声がする方に向けると、彼女の父親と母親がいた。
母親は泣いていた。どうやら、父親は慰めているらしい。
(あれ?何故ここにウチのママとパパが?)
反対方向に視線を向けると、病院でよくあるアレがあった。
どうやらココは病院らしい。
(そうか、私は死ななかったんだね………)
(ママに声をかけよう。泣いてる所は見たくないしね。)
慰めの言葉を紡ごうとする
「………!……!」
言葉が出ない。
何度挑戦しても一向に出る気配がない。
そして13回目の挑戦。
口を開けると同時に、彼女の意識が消失した。
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