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俺は意識が朦朧として膝から崩れ落ちた。
『こんなもんか…おら!放せよ!!』
俺は手を掴んだまま放さんかった。
ゴキッ!
黄島は思いっ切り膝蹴りをして俺の鼻は変な音がした。
多分折れたな…
「…」
『このハッタリ野郎が!俺に勝てる訳ないやろ!!』
黄島はそう言い放って去ろうとした。
「待てよ…」
俺はゆっくり立ち上がった。
黄島はびっくりして振り返った。
『お前…』
「本気の勝負…してやるよ。」
『あっ?!お前鼻折れててかっこつけてんちゃうぞコラ!!』
「来いよ。ビビってんか?」
『黙れ!ハッタリ野郎が!!』
黄島は殴りかかって来たが、避けて顔面にパンチを放った。
ゴキッ!
俺と同じ鼻が折れた音がして黄島は倒れた。
「俺はハッタリ野郎でも白本組の組長の息子でもない。俺は…白本大輝や!」
『うぅ…』
「俺も覚悟してこの学校に来た。今までハッタリとか本気出さんと喧嘩してきた…でも今は違う!初めて本気の勝負が出来て俺は幸せや☆」
『し、白本…』
「ケン…一緒に病院行こうぜ☆」
『ケン?!』
「俺はダイでええから☆」
『お、おう…(笑)』
俺はケンを起こして一緒に病院に行った。
両方全治一週間やった。
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