ハッタリ少年の進化

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『あれ?終わったんか?』 今までと何か雰囲気が違う奴が現れた。 茶髪にピアスを開けて明らかに悪そうな奴やった。 「誰なお前?」 『俺か?俺は一年の黄島健司(きとうけんじ)…この学校で天下取る。』 「じゃ~その野望俺が潰したる!」 俺は黄島に殴りかかったが簡単に手を捕まれた。 『お前はわかってへんな…』 「くっ!な、何がや?!」 『あいつ等倒したくらいで調子乗んなよ。ハッタリ野郎が(笑)』 「な、何…?!」 『白本組の組長の息子がこの学校に来たって聞いて期待してたけど、こんなもんか…』 「うるさい!」 俺は左パンチを放ったがまた捕まれた。 『甘いよ…』 「何?!」 『ハッタリだけやったらこの学校で…生きていかれへんじゃよ!!』 ドカッ! 黄島はいきなり頭突きを食らわしてきた。 俺はクラッとしてしまった。 黄島は何回も頭突きをしてきた。 俺は抵抗したが黄島の力が強すぎて全くムダやった。
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