~10月9日~

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心臓が、はち切れそうな位にドキドキ言ってる。 呼吸もままならない。 頭もクラクラしてきた。 泣きそうになる。     でも、言わなきゃ。 自分で、変えなきゃ。                     「…っ、アンタさ、アタシが…、アンタの事、好きだったの、知っ、てた…?」   「…、…え?」       声からしても、大津木は物凄い驚いてる。 そりゃそうだ。 突然告白されるなんて、誰でも驚くだろうな。   大津木を見てみると、案の定目を大きく開き呆然としてる。       「…だから、アンタが良ければ…、付き合って欲しいな…って思うの…」   「……」   「……」                     たっぷりの沈黙の後。           「…良いよ…」   「…っ…」       あ、駄目だ。泣く。     「…、ありがとう…」       泣く顔を見られたくなくて、思わず俯いて大津木の胸に顔を埋めてしまった。   その間、大津木はアタシの頭を撫でてくれた。
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