52人が本棚に入れています
本棚に追加
【甘/恋人】
もし世界が明日終わってしまうなら...
私は貴方の隣に居たい。
『理恵さん??』
「……ん??」
『何か考え事でも??』
「ちょっと…ね」
情事後、彼・柳生比呂士の腕の中で私は考えていた。
もし明日世界の終わりが来るとしたら、このまま彼の隣に、彼に抱かれていたい。
彼のぬくもりを感じながら…
この人生を終えられることができるなら…なんて。
『ずっと傍にいますから』
「うん…」
『これに誓って…』
彼は私の左手の光るものに口付けした。
最初のコメントを投稿しよう!