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「はい。この親書を、華帝国の皇帝陛下であらせられる龍様に、渡してほしいとのことです。」
と、少女は静かに言った。
「龍皇帝陛下に親書を渡すだけだな?」
と、銀の髪の青年は、少女の方に振り返り聞く。
「はい。それだけですわ。」
と、アフェと呼ばれた少女は答えた。
「アラード様。受けますか?このミッションを受ければ、間違いなく秘術を手に入れられるかもしれません。あの時のお約束果たせます。」と、アフェは黒く長い髪を指に巻き付けながら言った。
アラードと呼ばれた銀の髪の青年は、空を見上げる。
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