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「調査ですか。」
「ああ。岩の長さを測る道具を持っているから。行くぞ。」
と、アラードは歩き出す。
アフェは、少しじっと見上げていたが、すぐに、アラードの後を追った。
大岩の向こうへと回り込むと、その先に、ライル国街道が続いていた。
セレニア街道とは違い、煉瓦ではなく土の道だった。
左右に森に囲まれ、街灯はポツポツと立てられている。
森に囲まれている道な故、薄暗く少し寒かった。
アフェは荷物から、薄い長袖の服を取り出して着る。
薄いピンク色の服だが、薄暗いとあまり色が分からない。
「見えてきたぞ。」
と、アラードは止まる。
「アフェ。町に着いたら、先に宿に行っててくれ。俺の名前を出したら、すぐに、部屋を用意してくれるだろう。俺は、先にレンの家に行ってくる。部屋にいろ。」
と、アラードは言った。
「はい。分かりました。」
と、アフェは言うと二人はまた歩き出す。
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