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…あれ?痛くない…?
僕はきつく閉じた目蓋をゆっくり開いていった
僕が見た光景は、倒れた男の人達と…
「あ…葵ちゃん…!?」
そして、葵ちゃんと一瞬目が合う
「あ、葵ちゃんっ!待ってよ!」
しかし僕なんか眼中にないかの様に行ってしまった
僕は今更だけど尻餅ついてボーッと空を見上げた
「あれ?あの子…本当に葵ちゃんだったのかな…」
目が合った時感じたのは葵ちゃんのおっとりした感じじゃなくて、真っ直ぐで凛としたような…
「葵って…誰?」
「…え?」
「あんたねぇ…遅いから心配して探しに来てやって見たら…こんな所で女の事考えて…!」
僕はこの日一番の恐怖を体験した
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