一話目~出会い(妹)~

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「ごちそうさまでしたっ!」 そして最後に指についたクリームを舐める 「うわ、早っ…あんたねぇ…せっかく私が奢ってやってんだから、もっと味わいなさいよ!」 「うん、いっぱいいっぱい味わって食べたからいつもより凄く時間かかっちゃった」 「…あれで味わってたの…?」 杏ちゃんは少し驚いたような顔をしていた 「いつもはね、一口食べると、それを飲み込む前に次の一口が食べたくなってどんどん食べちゃうから飲み込むのが追い付けなくてお口が一杯になるんだよ?」 そういえば…先月屋台が来た時、クレープ食べてる僕を見て杏ちゃんは、ほっぺたに餌を貯めるリスみたい…って言ってたっけ
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