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｢あ、そうだ！｣
何かを思いだしたように杏ちゃんは立ち上がる
｢どぉしたの…？｣
｢うやむやになってちゃんと聞けてなかったけど…その…葵って誰なの？｣
気のせいかもしれないけど、そう言う杏ちゃんは凄く不安そうな顔してた
｢葵ちゃんはクラスの女の子で、今日僕が道に迷ってた時に助けてくれたんだよ？｣
｢へ、へぇ…良かったじゃない…いきなり『友達』ができて｣
ん～『友達』の所を強調してた気がしたけど…これも気のせいなのかな～
｢うん、僕い～っぱいお友達作るよ！｣
｢ま、それは置いといて…もうひとつ聞いていい？｣
｢なぁに？｣
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