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ぴちゃぴちゃと、涎が淫靡な音をたてている。少女の顔は、恥ずかしいのだろう、熟れた林檎の如く紅い
更に舌を絡める。執拗に、強引に………
んんっ………少女が苦しそうな声をあげる。そろそろ限界だろうか。私はやむなく唇を離した。トロリとした目をこちらに向けている少女は、あまりにも艶めかしくて………
気が付いたら私は、本能の赴くまま、少女の、乱れた服を、脱がし始めていた
やっ……可愛い声で少女が鳴く。
貴女がいけないの…
そう呟いて脱がしていく。艶艶した白い二の腕、腿が露になっていき、私は…………
「だ、ダメ!こ、これ以上、はぁっ!」
少女はひとり、机に向かって叫んだ。いや、正確には机の上の原稿に対して叫んでいた
同人誌の為の原稿
内容は監禁もの
そんな無理難題を、彼女は顔を紅くし、時にひどく興奮しながらペンを進めていた
「はぁ…ちょっと休憩しよ」
ペンを机に起き、天井を見る。寮の天井は真っ白く塗られていて、先程まで書いていた原稿の少女の肌を想う
そのまま、彼女はクローゼットに顔を向ける。何の変哲も無い、茶色の、木製のクロゼット……
「待っててね…これが終わったら……」
クロゼットに向かって微笑む。クローゼットから、ガタッという音が……聞こえた…………
監禁寮 ~完~
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