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入ってすぐに１段高い大きな土間があった。左の奥に階段があり２階に続いているようだった。
部屋の中央には囲炉裏があり、それを挟むように扉が２つついていた。しかし、俺達が入って来た所からちょうど真っ正面にのびた廊下の、奥の方、に人影が見えた。
人影。誰か、いるのだろうか。古泉が真面目な声で
「奥…行ってみましょう」
とか促してきた。
つきあたりを左に曲がると扉が見えた。人影はなかった。しかし、扉に近づこうとした瞬間
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