赤い手帳

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疲れているのか、気を抜くと眠ってしまう。こんな場所なのに。 夢の中にまで、村の闇が入りこんでくる。 虐殺、おびただしい量の血、倒れた人々、血染めの着物の女、狂ったような笑い、殺さないでと訴える双子の少女… あの女の笑い声が耳にこびりついている。 もう眠りたくない。
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