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『くっ口紅…しかもはみ出して…ププッ…』
俺は笑いが止まらない。
『えっ!?』
真田が口を擦ると口紅は更に顔に広がった。
『ブー-ッはは…あひっあはは…』
笑いすぎである。
『あっ本当だ…えと僕は…とりあえず部屋に戻りますっ!』
というとものすごいスピードで廊下を駆け抜けていった。
『いてら…』
オレはすでに見えない相手に手を振った。
アイツ意外に馬鹿だったんだな…。
とか考えてオレは鼻で笑ってしまった。
つかオレはどうしよう…。
とか考えているといきなり…
『ねぇ…』
『ひゃっ…』
耳元で話し掛けられオレはビクッと反応する。
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