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オレが二人をジッと見てるといきなりコソコソ話をしだした…。
『ねぇ閃莉…アイツ俺等のこと見てるよ…』
『戒莉があんなこと言うからでしょ…』
小声のつもりらしいがオレには普通に聞こえる…。
『ねぇ…』
オレが声をかけると、
『『はいっ?』』
二人同時に返事をした。
『君達何者?』
二人は顔を見合わせて…うんというように頷いた。
『あの俺達急いでるんで』
じゃっと言って逃げようとした二人の袖を掴んだ。
『話し掛けてそれはないと思うけど…?』
オレが冷たい声で言うと…
『『…はい…』』
素直に答えた二人に、
『よろしい!』
とニッコリ笑って言った。
まぁ眼鏡で見えないと思うが…。
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