第2章 仲間そして強敵

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オレが二人をジッと見てるといきなりコソコソ話をしだした…。 『ねぇ閃莉…アイツ俺等のこと見てるよ…』 『戒莉があんなこと言うからでしょ…』 小声のつもりらしいがオレには普通に聞こえる…。 『ねぇ…』 オレが声をかけると、 『『はいっ?』』 二人同時に返事をした。 『君達何者?』 二人は顔を見合わせて…うんというように頷いた。 『あの俺達急いでるんで』 じゃっと言って逃げようとした二人の袖を掴んだ。 『話し掛けてそれはないと思うけど…?』 オレが冷たい声で言うと… 『『…はい…』』 素直に答えた二人に、 『よろしい!』 とニッコリ笑って言った。 まぁ眼鏡で見えないと思うが…。
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