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悩んだ結果…
『オレやっぱり行ってくる!』
『あっおいっ…』
オレは掴まれそうになったのでそれを綺麗に交わし走った。
『…』
『あーぁ先輩行っちゃった…』
『なーに見惚れてんの?確かに今の動きは綺麗だったけどね…』
そう晃の動きはまるで蝶が舞うように綺麗だった。
『うっ…ぅ…』
『はぁ…はぁ…漓乙さんっ…』
『…!?なっなんの用…』
泣いているのを知られたくないのか袖で目をゴシゴシと擦っている。
『あの…大丈夫ですか?』
『お前に心配されたくない!!』
漓乙はそこらへんにあった石をオレに投げた。
『いっ…』
その石はオレの顔に当たり少し血が出た。
『あっ…ごめんなさいっ…』
漓乙は心配した顔でオレに謝った。
『あっ大丈夫ですよこれくらい…』
オレはにっこり笑って返事をした。
『僕のこと怒ってないの…?』
『え…なんでですか?』
オレは首を傾げて尋ねた。
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