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ダッシュで更衣室に飛び込んでユニフォームに着替えて光の早さで体育館へ向かう。
やばいやばい…先生がお怒りだぞ……。
勢いよく体育館の大きい扉を開けた。
そこには笑いに耐えるおっぱい野郎とそのほかの部員……。
そして……
「神良。こっちに来い」
ポパ○のようなぶっとい腕を組みながら随分低い声でおっしゃった我が恐怖の先生。
角が生えております。
へし折ったらなんとかなるかな……。
そんな訳もなく俺は先生の言葉に従う。
恐る恐る先生の方に歩み寄る。
華丘美羽に話しかけた時と違う心情で先生の目の前に立つ。
「何時だと思ってる。」
「………すいま」
「遅刻だぞ。2秒。two minute」
先生……それは二分です。
「……はい。すいま」
「何をしてたんだ?」
「あの……こ」
「このデオキシリボ核酸ごときがああああぁ!!!たわけぇえええええええ!!」
ずっと先生のターン!!
おめでとう!俺はバクテリアからDNAに進化した!
「すいませんすいませんすいませんすいません」
必死に誠意をこめて頭を下げる。
あぁ……さっきまで天国だったのに……。
「ぷっくく……で、でおしきす……てゅひゃひゃ……」
あの糞ドアホ変態ヘタレおっぱいストーカー野郎……。
「神良。罰だ。ランニング20周」
「先生……ほうれん草で手を打ちませんか」
「10周」
「ありがとうございます。次から気をつけます」
先生の好物はほうれん草か。
やっぱりポ○イだな。
俺は糞おっぱいに5回目のコーラチョップ喰らわせた後、先生に感謝しながらランニングを始めた。
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