白都黒月

生ける伝説、死して神話

　
――時代は遥か昔、正史には残されてはいないが確かにあった真実。

今の黒月の祖、ミカリは３人の仲間と共に山中で神の声を聞いたそうだ。
その時の４人は、神とは無縁の生活を送っていたが、４人共慈愛に満ちて、困っている人や苦しんでいる人を助けていたそうだった。

そんな４人は、高き山にて遭難し、もはや命も無いものだと思われた。しかし、最後の最後まで足掻く４人に神は助けと共に教えを授け、４人と共に過ごしたのだ。

その神こそ、わし等が崇拝する美しい女神だ。