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「ああ、命に別状はないが人間として終わったな。あれは。」
「もったいぶらないでおしえろや❗」
「全裸で帰ってきたんだ、たしかやられてらしい。」
「・・・終わったな」
(終わったわね)
きれいにハモル二人。
「それで街の奴らは逃げちまったのさ、ある意味恐怖でな。」
「なんか行きたくなくなったんだが・・・」
「そうそう、命が助かっても人間の尊厳を失うぞ。そろそろ店を閉めるからまたな。」
「あんがとよ、行くのはやめとくわ。」
店を出る瞬間マスターが「そうしときな。」と言い放ったが男は苦笑して店を後にした。
(でどうするの?まさか行かないんじゃないでしょうね?)
「まさか、行くに決まってるだろ。理由はなんにせよ人間を困らせてるのはたしかだ。」
(戦うときは私を使わないでね、そんな奴の血を浴びたくないから。)
背中の剣が大声で怒鳴る。
「安心しろ使うまでもないさ。明日明朝に山に行くぞ。」
(わかったわ、ささっと宿屋に行きましょう。私は疲れたわ・・・)
「疲れたのは俺だよ・・・」
男はため息をつき、暗闇の街へと消えていった・・・
あとがき
男「更新遅すぎだろ・・・」
作「いそがしかったのさ、遊びで。」
男「・・・頼むぜ。」
作「無理な話だ。」
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