still alone

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* * * ここは横浜、とある栄える夜の街。 若者で賑わう夜の繁華街に、大規模な暴走族がやって来た。 はじめは一台の斥候が大きな旗を掲げて通り過ぎた。 それから10メートルくらい間隔を置いて、金髪の長い髪をした女を先頭に何百台ものバイクが轟きを立ててやって来た。 その塊は繁華街の通りを埋めつくし、街のイルミネーションより目立っていた。 迷惑そうな顔をする者も数人いたが、殆んどの若者が歓喜に満ちた表情で声援を送っていた。 何せこの暴走族、巷ではかなり有名な暴走族で、横浜でその名を知らない者はいない程。 しかもこの暴走族はレディースで、そこら辺の男達には喧嘩じゃ負けない。 総員221名、平均年齢17歳、皆美人で、特に頭のリナは別格。 金髪の長い髪に、 身長172センチ。 スタイルも良く肌も綺麗で、威嚇的な目と官能的な唇が特徴。 「きゃ~♪ リナさんカッコいぃ~♪」 「頑張ってぇ~!」 「あいつ美人だよなぁ~」 「俺あいつにイジメられたいかも♪」 「分かる分かる♪」 「何言ってんのよ。 リナさんは横浜のマドンナだよ? あんたなんか不釣り合いも良いトコだよ」 「お前こそリナと比べれば月とスッポンなんだよ」 「そりゃそーね」 「あれ誰?」 「はぁ!? お前知らねーの!? あれは曼珠沙華のリナだよ!」 「へー。 有名なの?」 「有名も有名、横浜じゃ知らねぇ奴はいねぇよ」 「そんなに有名なんだ」 「でもあれ17歳だぜ」 「え!? 17歳!? 見えねー!」 「だろ? 美人だよなぁ」 取り囲む人達はリナの話題で盛り上がっていた。 リナ率いるレディース:曼珠沙華は、ドン・キホーテにバイクを止めて集会を始めた。 リナを囲む様にして輪を描いたその集団は、一斉に声を張り上げた。 「お疲れ様ですっ!!」 これが全て10代の女の子とは思えない程の気迫だ。 「単刀直入に言うからよく聞け!!」 リナが真剣な顔で話し始めた。
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