~初礼~

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そして綺麗にたたんでいる上着のポケットから一枚の写真取り出し見つめる。そこには二人の女の子と一人の男の子が笑って写っている。 「まだ俺は…二人を迎えに行けないみたいだ…」 無意識に頬に一筋の涙が流れた。それから着替えて控え室を出ると、アイツが報道陣に囲まれている。 本当は俺があそこにいたんだ! アイツさえいなければ俺が勝っていたと怒りの感情しかない…そんな気持ちしかなれない。
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