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‐ゾクッ…!!‐
背筋が凍りつくような感覚
背後から視線を感じ 慌てて振り返れば…
いつも以上に満面の笑顔を顔面に貼り付け いつも以上にドス黒く禍々しいオーラを放つ良太郎と浦が俺を見つめていた
「お、俺…何か変なコト言った?」
恐る恐る自分を指差しながら首を傾げると 良太郎と浦から笑顔が消えた
ヤベ…地雷踏んだ……orz
何だっけ
「「柚凜(ちゃん)は誰が一番好き?」」
「ほふぇっ?」
見事に良太郎と浦の声がハモり あまりのミラクルに間の抜けた声が出た
えー…別に誰が一番とか考えたコトねーし
良桃浦金龍とは赤ん坊の時からの幼馴染みで、風呂とか平気で一緒に入るし…一応、皆とは平等に付き合ってるつもりなんだけどな……
「誰が一番なんて…決められる訳ねーだろ……」
俺は良太郎が好き
俺は桃也が好き
俺は浦之丞が好き
俺は金次郎が好き
俺は龍太が好き
ジークもゆー兄ちゃもオカンも好き
誰が一番かなんて決められない
それでも
この国には一妻多夫なんて都合の良い文化も法律も無い
面倒臭ぇなぁーもう……orz
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