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勝手知ったる何とやら…
部屋に入るやいなや 的確にタンスの引き出しを開けて服を取り出しキレイに畳んで床に積んでゆく良太郎
その邪魔にならない様に部屋の隅っこで銀杏と戯れる俺
一通り着替えを出し終えると ベッドの下に潜り込み何かを漁って……
Σ( ̄口 ̄;)あ!!
待て待て待て!俺の秘密の玩具箱の隠し場所まで知ってるのかよ!!??
「これは処分だね」
俺の玩具箱を両手で持ちベッド下から抜け出すと 意地の悪い笑みをしながら俺の方を向いて玩具箱を揺すって見せた
ヤベー物凄ヤベーよ!!
「嫌ぁあぁぁ――!!!!俺のろた八郎にいぶ五郎――!!」
銀杏を背中に乗せたまま良太郎の足に縋り付いて叫ぶと ペチンと頭を叩かれた
「ふにゅー…それは持ってくのぉー……」
「僕達が居るのに、こんなのは要らないでしょ?」
必殺…(以下略)
玩具箱君はそのまま乱暴にゴミ箱in
やっぱり良太郎に逆らえる筈もなく…大人しく部屋の隅っこに戻って体育座り
良太郎に憑いてる悪霊…とっとと出てけ~…(T^T)
「んと…最低限の物は持ったし、あっちに着いてから追々揃えればいいよね」
「……良太郎さん、アナタもしかしてこの部屋に隠しカメラとか設置してませんか?」
良太郎は手際良く俺の着替え(下着含)や生活用品をバッグやトランクに詰めると 携帯電話を取り出してどこかに掛け始めた
俺のコト完璧無視しやがった……orz
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