帰宅時間

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「ただいまぁーww」 「ただいまですぅ~ww」 あ゙ー…俺の可愛い妹ちゃんが帰って来たー……orz 良太郎に向かって土下座している俺の背中目掛け ランドセルを背負ったままジャンピングボディプレスを仕掛ける可愛いコちゃんは、俺の腹違いの妹その①なっちゃん 畳の上にランドセルを下ろしてお便り帳を出しているのは、妹その②きぃちゃん 「なっちゃんにきぃちゃん、お帰りなさい」 いや、呑気に挨拶してる場合じゃ無いっスよ良太郎さん!! 膝で胸が圧迫されて苦しいし動けないし物凄辛いんスけど!! 「菜帆!柚の字が苦しがっとるやないか!!」 急に無くなった重量に安堵の溜息を吐き 胸の辺りを擦りながら上半身を起こし正座から胡座に座り直した 視線を上げると 金ちゃんに姫抱っこされてご満悦ななっちゃんの姿が目に入りまた小さく溜息を吐いた 5人の中で一番年上で一番ガタイの良い金ちゃん 『漢』とか『いぶし銀』とか言う言葉が似合う男で、親父も一目置いている 関西弁で人懐っこく 面倒見も良いから老若男女問わずモテるし、特にソッチ系(+俺)には堪らない熟れ熟れガチムチボディ 「金ちゃん、」 「ぉん?」 名前を呼べば屈託の無い爽やかな笑顔を俺に向けてくれる メチャクチャに壊してぇ…… 「ぶっちゃけ縛って犯して喘がせてイイ?」 「遂に脳味噌の中身まで腐ったんか」 俺を冷ややかな目で見下ろしながら なっちゃんを肩に担ぎ きぃちゃんの手を引いて台所に向かって行ってしまった .
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