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走りに走って近くの店に飛び込んだ。
俺達の異様な雰囲気を察したのか、店員が声をかけてきた。
「外騒がしいけど何かあったんですか?」
「ひ、人が…はぁはぁ…刺されて」
「えっ…」
店員はア然としていた。
とりあえず落ち着くまで店にいさせてもらうことになった。
店員は飲み物をくれたり、何かと良くしてくれた。
外では警察や消防が到着したのかサイレンの音が鳴っていた。
少し落ち着きを取り戻し、ずっと店にいるわけにもいかなかったから店員にお礼を言い店を後にした。
『家に…帰ろう…』
心の中で呟いた。
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