木の下の少女

7/11
前へ
/80ページ
次へ
それでも彼女の待ち人は来なかった。 彼女の為に、私は私の友達を彼女の所にやった。 私は生きてるけど、 側にいるけど、 背景だから…。 彼女が寂しくないように。 私の友達は、登っていた私から降りて彼女の所に行き、小さく鳴いて彼女に摺り寄った。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加